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- 審査委員
- イリヤ・ラシュコフスキー
- Ilya RASHKOVSKIY
- ロシア
1984年、ロシアのイルクーツク生まれ。8歳でイルクーツク室内オーケストラと共演。
ハノーファー音楽演劇大学でクライネフに師事。その後パリのエコール・ノルマル音楽院ではリビツキに師事。
95年、11歳の時にイタリア・マルサラ市の国際コンクールで優勝し、以降、多くのコンクールで優勝・入賞を重ねる。98年ウラジミール・クライネフ国際コンクール優勝、2001年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位、05年アシュケナージが審査員長を務めた香港国際ピアノコンクールで優勝、07年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位、11年ルービンシュタイン国際ピアノコンクール第3位、12年ピネロロ市国際ピアノコンクール優勝などを経て、同年、第8回浜松国際ピアノコンクールで優勝。聴衆賞、札幌市長賞も合わせて受賞。翌13年には同コンクール優勝者ツアーが国内外25公演にわたり開催された。
これまでに、マリインスキー劇場管弦楽団、ロシア国立響、ウクライナ国立フィル、グルベンキアン管、チェコ・ナショナル響、都響、東響、新日本フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、関西フィル、京都市響等のオーケストラと、また、ゲルギエフ、ティエリー・フィッシャー、ギルバート・ヴァルガ、レオシュ・スワロフスキー、ゴロー・ベルク、井上道義らと共演。
室内楽にも積極的で、ボロディン弦楽四重奏団、クララ=ジュミ・カン、ボムソリ、諏訪内晶子、小川典子、庄司紗矢香、須川展也などと共演している。
「チャイコフスキー:四季、ピアノ・ソナタ」、「ショパン:練習曲集全曲」、「ムソルグスキー:展覧会の絵」等、録音も多く、いずれも高く評価されているが、中でも、15年に、東京で敢行された、スクリャービンのピアノ・ソナタ全曲演奏会のライブ録音は特筆すべき評価を得た。